函館でゆっくりしてたら、また日記の書き方を忘れてしまった。
いや、当初は今度こそ毎日更新しようと思ってたんですけどね。せめて感想くらいは書こうと積んであったCDとか漫画とかもわざわざ持っていったんだけど、それすら手を付けず。日々の生活の圧倒的な実在をログにして再確認する必要などどこにもないのだった……前にもこんなことを書いたっけ。書いてた。
それもこれも5月の函館が寒過ぎた。リラ冷えとはよくも言ったもので、最低気温は常に一桁、日中15度を越える日はほとんどなかったのではあるまいか。津軽海峡に浮かぶ島嶼であった函館山と陸地を結ぶ砂州の上に築かれた函館の街は、どこにいても始終海風が吹き抜ける。おかげで夏も涼しいのはいいけれど、とにかく寒くて出歩く気がしない。食べ歩きも思わぬ自重(じじゅう)の増加に自重(じちょう)した。寿司は美味かったけどね!
で、先月末に東京に戻ってみるとガステーブルが壊れており。帰省直前に掃除をした際にどこかを打ったのか、揚げ物用の温度センサーが付いた側のバーナーが使用できなくなっていた。より正確には、ツマミを手で押さえていないとガスが止まってしまうのだ。幸い強火力バーナーは無事なので、調理の手順と時間が多少増えるのを我慢して使っているが、地味にストレスが溜まる。ちなみにいつ購入したかを調べると、ちょうど2年前だった。ブログって便利!(そうか?) まあ安物買いで2年間使えたのだからいいか。今度買うなら押しボタン式でパロマ以外のにしよう、と思ったらリンナイ結構高いよ。
実家の庭で満開だったツツジの色も忘れかけ、今は紫陽花の季節。函館から持ち帰った冷気で海の底のようだった部屋にも、ようやく初夏の匂いが入り込み。徒然なるままに多摩湖自転車道を起点の武蔵野から終点の多摩湖まで、うっかりママチャリで走破したりする今日この頃です。
日々のつぶやき
2008-06-17
ゆっくりしすぎた結果が略
2008-05-08
メイリオ入れようとしたら
いやもう入れてたけどさ(ゴニョゴニョ)、ていうか入れてたのでインストールではねられた。マイクロソフト公式がXP向けにメイリオを提供というから、てっきり字送りや行送りをXP用に調整したのかと思ったら、Vistaと同じのを単体で配付するというだけなのね。なーんだ。SP3は様子見、自動更新待ちでいいか。以上実家パソコンの話。
2008-04-28
東京—函館
朝の5時に目覚め荷造り。牛乳をかけたコーンフレークと、卵3個のオムレツに椎茸とベーコンの生クリームソースをかけて食う。朝食にしてはこってりだが、これでほぼ冷蔵庫が空になった。冷凍できない野菜は実家に持参することにする。台所と風呂、トイレ、部屋の掃除を済ませて出発。余裕を持ったつもりが時間ぎりぎりで、空港の出発口までは小走りになった。ともあれおよそ1時間半の飛行を経て降り立った函館は——寒い。東京の3月半ばほどの体感温度に、函館山での夜景見物にしか用がないと思っていた上着を着込み、昼食のコッペパンをかじりながら身を縮めてバスを待つ。温泉街を巡回する200円均一のバスに乗り実家に到着。庭には雪柳や芝桜、水仙やチューリップなどが盛り、ツツジはまだ蕾も開いていない。両親が元気で何より。マグロの刺身にけんちん風の汁などで夕食。そんなわけで以後ひと月ほど函館からの日記が続く。地元のスィーツの情報とか満載よ! サザエのおはぎとかな。
2008-04-27
震える半月の夜に再び
「震える半月の夜に再び」
2008年4月27日 於:代官山・晴れたら空に豆まいて
出演:Mio Fou(鈴木博文vo,g,b、美尾洋乃vo,pf,vln)/福原まりvo,pf
それなりにムーンライダーズのファン歴は長いのだけれど、鈴木博文とヴァイオリンの美尾洋乃とのユニットであるミオ・フーの音楽に、なぜか今まで触れてこなかった。その美尾ともかつてリアルフィッシュで活動を共にした福原まりのソロ活動にも、特に関心を向けたことがなかった。さらに、今回の共演の舞台となるライヴハウス「晴れたら空に豆まいて」にも、これまで足を運んだことはない。こういう何から何まで初めて尽くしのライヴはそれだけで楽しみだ。渋谷から徒歩で辿り着いた「空豆」は、代官山の中にできた高円寺の飛び地のような雰囲気で、酒の値段が安いのはありがたい。そう広くはない店内は、昔からのファンや関係者でいっぱいになっていた。
最初に登場したのは福原まり。メンバーは福原まりpf,vo、中原信雄b、グレート栄田vln、Lynne Hobday voという、アルバム『pieta』(07年)のレコーディングに参加した顔触れだ。力強くかつ繊細なピアノを中心に奏でられる音楽は、旧いヨーロッパへの憧れが結晶したような、かつてどこかにあったかもしれないフランス映画のサウンドトラックのような味わいがある。Lynne Hobdayの歌が加わると、音楽に秘教的な雰囲気が漂い出すが、いわゆる「偽ケルト」などという揶揄で片付けられない強度と深みがあった。ソロアーティストとしてのパフォーマンスながら、その強い情景喚起力には劇伴作家としての福原の個性と実力を想像させるものがある。
現在放映中のアニメ『あまつき』の音楽を福原まりが担当しているそうで番組のチラシも配られたのだが、MCで「皆さんの中にアニメとかお好きな方はいらっしゃいますか?」と訊かれたとき、私は手を上げることができませんでした(……)。いやまあそのあれだ。まあ実際『あまつき』は観てないんだけど、とりあえず音楽だけでも確認しておこう。
続いてミオ・フーの登場。たぶんいつもの鈴木博文のフォーキーな音楽をそれほど逸脱しないだろうと高を括っていたが、冒頭のインスト曲が始まるや否や、そうした貧困な想像は大きく裏切られた。夏秋文尚ds、多田葉子sax、美尾洋香vlnが加わった緊張感のある即興を交じえつつ、緻密に構成されたプログレッシヴな演奏は、レコメンデッド系のチェンバーロックのような趣だ。これは美尾洋乃の個性なのか、あるいは鈴木博文のザッパ好きな側面によるものか。博文氏の音楽もいつも通りといえばそうなのだが、ライダーズとはまた個性の異なるバンドサウンドの中で、意外に力強い声が美尾洋乃のノーブルな声と交差するヴォーカル曲には新鮮な響きがある。ジョン・グリーヴスとピーター・ブレグヴァドのバンド「キューローン」を想起させるところもあった。博文氏の爪弾くアコギの音色も素晴らしく、ミュージシャンとしての力量を再確認。美尾姉妹(そっくり!)のヴァイオリンの共演も楽しい。福原まりがアコーディオンで演奏に加わる場面では、80年代から続く紐帯の強さが感じられた。この日の会場には、福原まりと美尾洋乃のバンド仲間だった戸田誠司も訪れていたという。
アンケートに答えた人への特典として、手書きの曲解説とセットリストが配られた。これはアンケートの回収率を上げるよい方策だ。ライヴ終了後に急いで記入して入手したが、資料性とは無縁のブログなのでここには記さない。ライヴ中にメモを取る人がいたくらいだから、たぶん探せば見つかるだろう。
行きは渋谷から歩いたが、帰りはさすがに代官山駅へ。こんなに近かったのか!
2008-04-26
ある雨の日の情景
昼食は西友カップ麺78円。夕刻にそぼ降る雨の中をバスで荻窪に出る。雨の日は「交通費がもったいないから自転車」などと思わずに気兼ねなくバスに乗れる。自転車も傘を片手に乗れなくもないが歩行者に迷惑かつ危険だし、雨合羽を愛好するほどフェティッシュでもない。ともあれバスで移動するぶんには、三鷹でも吉祥寺でも荻窪でも大差はないので、その時に来たバスに乗り込むというプチすごろく旅行。この日は荻窪だ。ブックオフでいしかわじゅん『メンカー』(立風書房)を350円で、新刊で長月みそか『HR 〜ほーむ・るーむ〜』2巻(芳文社)、小玉ユキ『坂道のアポロン』1巻(小学館)を購入。路地を縫うように飯屋を探すも入りたい店がなかなか見つからない。昔通ったイタリア料理屋はガストに成り果てた。昼にはときどき利用する西安料理の店は夜だとちょっと高い。ここまで来て日高屋とかココイチとかジョナサンは避けたいと思いつつ「ビフテキ屋まるり」という店を発見。ハンテキ(ハンバーグ+ステーキ)定食を注文。ご飯と味噌汁おかわり自由で量・値段・味も良し。荻窪で飯屋に迷ったらここに来よう。帰りもバス。さすがに雨の夜は混む。さっさと一番奥に移動、最後部座席手前、エンジン格納部分の上の少し高くなった場所に立つ。後ろにまだ余裕を残したまま中程でひしめく愚民どもを見下ろす、文字通りの上から目線。やがて車内が空き、優先席が空いたので迷わず着席。立ってるとかえって迷惑でしょ。ジジババが来たらすかさず席を譲るべく車内を睥睨しつつ終点まで緊張感をキープ。一仕事終えた充実感を味わう。何かと言いたいことはおありでしょうが聞く耳持たん。
2008-04-25
昼食/夕食
昼食は武蔵境の日高屋でラーメン+割引券で50円の味玉載せ。入江亜季『群青学舎』3巻(エンターブレイン)購入。夕食はリトルマーメイドで買ったパン、オムレツ、温野菜サラダ。オムレツは豚挽肉・玉葱・椎茸を炒めた具を詰めた。テフロンの死んだフライパンで作るオムレツほど切ないものはない(歌:小椋佳もしくは布施明)。温野菜サラダというか何というかは、ブロッコリーと人参スティックを塩茹でし、マヨネーズ・大蒜すり下ろし・胡椒・柚子ポンを和えたディップに付けて食べるだけ。帰省前に野菜を片付けるために作ってみたが悪くない。ディップは何となくアイオリソース風にならないかと思ったが全然違うなこれ(大蒜が思いの外強い)。今度はちゃんと作ってみよう。アイオリはべりいまそかり。なべて世は事も無し。