http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/
唐突だが、かつての「ニューウェーヴ」にあった「物語性の否定=日常の価値の再発見」という側面を、いがらしみきお『ぼのぼの』を介して受け継いだのが「萌え4コマ」ではないか——というのが私の最近の仮説なのだが無理矢理か。いや、「ニューウェーヴ」→「ロリコンブーム」→「エロ同人/エロ漫画」→「萌え4コマ」というオタ文化の血脈を辿ると、あながち無理筋とも言えないのではないかと思うのだが。
で、私は京アニが選び取る「物語」というものにあまり興味がない。むしろ「非物語」を題材にしたときに(唯一かつ最大の)アドバンテージである「過剰な描写力」がものをいう。そんなわけで『けいおん!』という萌え4コマを京アニの技術力でアニメ化するということは、案外優れた「日常アニメ」を生み出す可能性のある好企画でないかと思うのだ。
ただし、萌え4コマの「空虚」に向かいあう姿勢において『らき☆すた』より後退した感は否めない。京アニの技術力をもってすれば「空虚な日常」の空虚さそのものを映像化できるのではないか、というのが、小ネタで客を釣りつつ山本寛が目論んだことに違いないのだ。『けいおん!』では吉田玲子という「プロの脚本家」を得て、原作の空しさを補完し、30分のエピソードを持たせられるだけの内実を与えてしまっている。
http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20090410/1239379848
いや、まっとうな作り手ならそうするに決まっているのだが。
とりあえず『けいおん!』は京アニ版『ひだまりスケッチ』ではなく、「最良の舛成孝二アニメ」に近いものになってくれることを期待しつつ観続けたい。
あと、誰かアホの子に「ギターはカスタネットとおんなじ!」とか教えてやってはくれまいか。バンドでグルーヴを作ることの楽しさを知るきっかけになるだろうし、何より「うん・たん!」が1度きりで終わってしまうのは惜しい。
日々のつぶやき
2009-04-10
けいおん!
2009-04-07
2009-04-04
チャイナタウン
武蔵境に「餃子の王将」ができたので、昼食に定番らしい餃子定食を注文。実は王将にはじめて入ったのだが、通常の2倍の量の餃子に悶絶した(味は値段相応)。
それにしても、もともと「ぎょうざの満洲」「日高屋」があるところに王将が加わると、200メートル足らずの商店街に安中華が3軒ひしめくことになる。なんというデフレ中華街。
加えてそこには松屋・Sガスト・大戸屋キッチン・SUBWAY・モスバーガーまで存在しているのだ。本当にこれでやっていけるのか。亜細亜大の学生が堆肥にするほど多いせいか。さくら水産もあるしな。
一方でイトーヨーカ堂が世界のすべてだった南口では、JRの高架化にともなう再開発で成城石井が出店したりと革命の時を迎えつつある。まさに逆南北問題の発生と言えよう。
武蔵境は我々をどこに連れていくのか。とりあえず王将より日高屋のほうがお手頃です。
2009-04-03
キラ☆キラ1週目を聞き終えて
TBS『ストリーム』の後継帯番組『小島慶子 キラ☆キラ』の最初の1週間が過ぎた。
前番組に比べると、サブカル/政治色は後退した、というより各曜日担当のパーソナリティ次第だが、AMトークラジオとしてより馴染みやすくなったという印象は総じて変わらない。企画枠や外ロケを撤廃してコストダウンを計る一方で、リスナーにお題を投げて番組に参加させることで敷居を下げるという意図は、まず成功しているのではないだろうか。そのリスナー投稿のレベルも妙に高く、いわゆるハガキ職人の新たな戦場になってもおかしくない。平日昼間に(……)。
さて、『ストリーム』のヘビーリスナーからは企画の貧困や内容の他愛なさに対する非難も多いのだろうが、もともと『ストリーム』がラジオ番組としては特異なのであって、テーマに沿って識者の解説コメントを一方的に拝聴するというのは、どちらかといえば活字メディアに接するスタンスに近い(ブロガー参加企画も、AMラジオ本来の双方向性を取り戻す試みなのだろう。成否はさておき)。そのリスナーもネットを含む活字メディアからスライドしたような、本来のAM聴取者とは違う層ではなかったか。だとすればその批判は「『どれみ』の達成を『プリキュア』が台なしにした」という類いの主張に似て、正論でもどこかお門違いに映らなくもない。
実際、小島慶子という希代のS女王委員長キャラを得て(どうもエロ話に鉱脈を見出した気配。善哉)、曜日を追うごとに快調さは増していったように思う。とりわけ宇多丸のトークが昼ラジオで2時間以上聞けるというのは快挙だ(どうでもいいけど、ノーナリーヴスとスクービードゥを混同していたことに気がついた。面白いなー西寺氏)。この番組もAM昼ラジオとして現状でも充分健闘しているといえる。とはいえ番組がもっとも躍動する瞬間が、前路線を継承した金曜日の小島・水道橋博士と町山智浩の絡み合いであることは否定しがたいのだが。
とりあえず結論としては
「月曜のビビる大木をえのきどいちろうとかいとうせいこうとかに替えたらいいんじゃね?」
いや、実はこの大木の人選が番組の要だったりするのかも知れないが……。
ところで「キラ☆キラってどっかで聞いたような……」と思ったらエロゲだった!
2009-04-02
2009-04-01
2009-03-31
メロスのように
キラ☆キラ:火曜日。
昨日より面白い気がするのは、やっぱりディレクションなしに丸投げしたパートナー次第なのね。ただしコウタリンの力量よりも、そのM属性おやじキャラと、小島慶子の心の奥で人を見下した委員長キャラとの噛み合わせが良いのだろう。いやー小島アナたまらんね、あの人を人とも思わぬ適当なあしらい方! しかも「温泉で猿に欲情された/微妙に種が近い/しかも全裸/危険!」だの、「(『走れメロス』のような友情話を受けて)メロスって最後全裸なんですよね……」だの、「恐怖も快感も人と分かち合ってこそ!」だの「子供2人生んでますから」だの、なにそのマニアックなエロトーク。そういう狙いなのか。私を狙い撃ちか。くそう。
さて名残惜しいが飯食いに。