日々のつぶやき

2008-03-17

武蔵野大根

台所の三角コーナーにささやかな緑が息づいている。数日前に捨てた大根の切れ端から芽吹いた小さな若葉が、生ゴミ仲間の屍から水分と養分を吸い上げて、今や広げた枝の長いものは20cmに達し、中心部には花の蕾が出来ている。日光のほぼ当たらない台所でよくぞここまで生き延びた。こうなると立派な命、生ゴミとして捨ててしまうのも躊躇される。とりあえず水を入れた空き缶に移し、日当たりの良い窓際に置いた。さてこれからどうしよう。園芸店でプランターと土を買ってくるか。それとも大家の庭の片隅にこっそり植えてしまおうか。せっかくだから花の開くところを見たいものだ。

昼食を中途半端な時間に食べたので夕食は食べ損ねた。苺と砂糖を入れたプレーンヨーグルトで夜食とする。

新装版『新しい太陽の書』刊行

新装版ktkr(柳下毅一郎氏の日記より)。話題の小畑健によるカバー絵だが、これだったら全然OKでは。むしろ旧版の天野喜孝絵よりもセヴェリアンの若造らしさや、ファンタジーとSFを結ぶ世界観は表現できているようにも思える。いっそ主要全キャラクターの姿を小畑健の絵で見てみたい。ひょっとしてジーン・ウルフが売れてしまうのか。やばい。いやこれは本当に読まれるべき傑作なのだ(私の感想)。ところで小畑健はこの絵を描く上で、あの長大な原作に当たったのだろうか(現実的には梗概と設定を参照する程度だろうが)。

昼食

時間的には限りなく夕食に近い。上石神井「魚角」にてとろ鯖の塩焼き定食(鯖、大根の揚げ浸し、浅漬け、芹と油揚げの味噌汁、ご飯大盛り)。鯖の大きさ、大盛り無料で780円なら良心的か。踏切り脇の八百屋で小振りのとちおとめ1パック198円とか安かったのでいろいろ買う。