日々のつぶやき

2009-04-30

食事メモ

朝5時半に起床。晴天。朝食(母作)は焼鮭、蕪の葉とベーコンの炒め、蕪と胡瓜の浅漬け、夕べの残りの鶏と野菜の煮物、わかめとじゃがいもと油揚げの味噌汁、ご飯。
昼食(私作)はたらこスパゲティとサラダ。皮を開いてこそげ取ったたらことバターをボウルに取る。割いたブナシメジ、大蒜スライス、刻み葱をオリーヴ油で炒める。茹で途中のパスタとゆで汁をフライパンに投入、胡椒・酒を加え加熱。煮詰まったらボウルに写してたらこ・バターと和える。海苔を振って完成。好評を得る。父の栗の木の枝切りを手伝う。地上2mを超える樹上に足場を組み、敷地外に伸びる太い枝を鋸で切り落とす老人畏るべし。
夕食は母と、帰省した長姉が作成。まぐろ刺身、糠ニシン、焼茄子、蕗と油揚げの煮物、とろろ、蕪の浅漬け、キャベツと油揚げの味噌汁、ご飯。美味いー量が多いー。
就寝はたぶん10時頃。おおむねこんな暮らしが続きます。限りなく省略可だがあえて冗長に記述する方向性で。
『東のエデン』は放送してないので『けいおん!』録画して寝よう。

2009-04-28

函館にて

現在帰省中。朝一の飛行機だったので、駅までの足となるバスが出ていない。なので、前夜から漫画喫茶にて始発まで待機(全裸ではない)。おかげで一日中眠い眠い。

さて、帰省といっても1ヶ月にも及ぶと、書くことも書く必要もなくなって更新が長く途切れるのだけれど、今回はその轍を踏まぬよう、どうでもいいことでもなるべく書くようにしたい(いつもと変わらない?)。函館は快晴だけど寒い。今夜のおかずはホタテの掻き揚げ。眠い。以上。

2009-04-26

今夜(25日)のタマフル

http://www.tbsradio.jp/utamaru/index.html

『キラ☆キラ』でも宇多丸と共演している小島慶子アナを招き、彼女がギャラクシー賞を受賞した『アクセス』のテイで「『おっぱいバレー』で綾瀬はるかはおっぱいを見せるべきであったか否か」について電話討論するという企画。まあそれ自体も、物語上の必然性や女優としての展開などを論点にしてなかなか面白かったのだけれど(小島アナの、要領を得ない素人の電話の内容を、瞬時に身も蓋もなく要約してみせる切れ味がさすがだ)町山智浩が加わってからの考察が見事。

「カタルシスとしておっぱいが必要」論に対し「おっぱいは所詮マクガフィン」と切り返してみせたのには唸る(本当にマクガフィンだったらひどいよなあ)。映画にかろうじて残る美点を拾いながら、脚本の不備を補ううちに「かくあるべき幻の『おっぱいバレー』」像が立ち上がってくる過程は圧巻だ。

あんまり面白かったので、『田村ゆかりのいたずら黒うさぎ』を飛ばしてそのまま「しまおまほ」コーナーまで聴いてしまったよ。初対面の小島アナとしまおまほの間に飛び交う女の駆け引きを看破して、ここでも町山が鋭さを見せる。それにしても、しまおまほの醸し出す文化系女子感というかいわゆるサークラ感というかが味わい深い(小島アナの参戦によって前景化されたのかもしれないが)。

2009-04-25

今夜のアニメ(24日深夜)

戦国BASARA

http://www.sengokubasara.tv/

いや面白いわ。かつて『MUSASHI - GUN道 - 』が意図しながら不幸な事情により達成できなかった面白さと、意図せずして不幸な事情により達成しえた面白さの双方を、(おそらく)原作ゲームのコンセプトに忠実に、Production I.Gの持てる技術と物量とによって実現してしまった。しかも、伊達政宗の愛馬※にバイクのハンドルとマフラーが付いているような世界観でありながら、日本人の共有する戦国観や人物像をぎりぎり保っているあたり、作り手のさじ加減というよりも歴史物というジャンルの揺るぎない強度を感じさせる。大地丙太郎監督アズラッタ様が同時に絶賛する作品というだけでも価値がある。明智光秀の変態ぶりもさることながら、本多忠勝のロボっぷりに爆笑。

バスカッシュはもういいかな……。

※海外の反応としてはこっちのほうが面白かった。
http://goyaku.seesaa.net/article/117369346.html

2009-04-24

分け入っても分け入ってもチョコの山(が見つからない)

ヤマザキがランチパックで余ったパンの耳を再利用すべく開発したという(かどうかは知らない)「チョコの山」を探しているのだが、近所のスーパーにもドラッグストアにもコンビニにもおかしのまちおかにもないのよねー。デイリーヤマザキじゃないとダメなのか。きっとロイズのポテトチップチョコよか美味いと思う。なんとなく。

昼食は上石神井の定食屋でハヤシライス。肉もしっかりしてて美味かったけどぬるい。あとハヤシライスに納豆はいらないとおもいます。
夕食はナポリタン。ウィンナー輪切り・玉葱スライス・刻みピーマン・人参みじん切り・割いたぶなしめじ・茄子輪切り・大蒜みじん切りをオリーヴ油・塩・胡椒で炒め、トマト水煮・水・ケチャップ・バジル加え適当に加熱。茹で途中のパスタと茹で汁を加え、適当に煮詰めて完成。この調子で帰省前に冷蔵庫を空にしたい所存。

今夜のアニメ(23日深夜)

木曜日にチャンピオン(というか「みつどもえ」)と『東のエデン』と『けいおん!』があるおかげで1週間が過ぎるのが早い早い。

東のエデン 3話

http://juiz.jp/blog/

あの悪徳刑事は『テクノライズ』の吉井さん以来(いつの話だよ)のいい悪役になれるかなー、と思ってたらあっさり退場。マジで「欲望のバトルロワイヤル」をやる気なのか……宇野某の本でも読んだのか。こういう鍵カッコ付きの「現代性」は好きじゃないなーと思いつつ、鍵カッコに括って「(普遍的な)現代」を仮構してみせないことには、空気ごと棲み分けている今の客には届かないのかとも思う。

けいおん! 4話

http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/

合宿というか水着回。脚本と演出が異様に男臭い。こういうベタな欲望が露になりやすいシチュエーションこそ、女性監督・脚本ならではの抑制が欲しかった。これまでの回の作法だと、みんなで料理を作るとか食器を洗うとかの描写が絶対入りそうな気がするんだけど。あと唯がギターのフレーズを一度聴いただけで耳コピしてみせるのは、あまりにもチートすぎやしないかと。ていうか実は澪より先にテープを発見してて、適当に練習してたとか——といった描写も特になかったよなあ。4コマ原作だから可能な省略と、描写力のポテンシャルがもたらすリアリティの期待値の間で、微妙な齟齬が生まれているようにも見える、とかあんまり理詰めで観ないほうがいいのかこのアニメ。

2009-04-23

購入メモ

志村貴子『青い花』4巻(太田出版)
諸星大二郎『闇の鴬』(講談社)
最近、新刊情報とか全然疎いので、書店の平台を見てびっくりした(『青い花』アニメ化はさすがに知ってたけど)。ライヴ情報とかもほぼ全スルー。ライダーズのライヴなんてあったのすら知らなかったくらい。それにしても万城目ふみさんはますます危なっかしくてすばらしい。そして大変なことに。諸星新刊はこれからじっくり読みます。

チャンピオン40周年の

オリジナル作者に往年の人気作の新作を描かせる企画って、今のジャンプに『きまぐれオレンジロード』が載るようなもんだよなあ……とか思ってたら本当に『オレンジロード』が復活してたんで驚いた(もっとも新作ではないし、ジャンプ本誌ではなくてスーパージャンプだけど)。で、今週のチャンピオンは永井豪『キューティーハニーVSあばしり一家』。両作のみならず『イヤハヤ南友』保健テストの一幕すら挟まれるサービスぶり、すがすがしいまでの無内容さで大変すばらしかった。これと続けて読むと『ギャンブルフィッシュ』がまったく同系列の作品に見えてくるから不思議だ(保健テスト的な意味で)。

社会と個人の接点を模索する

もし草なぎメンバーの行動が呼び水となって世間に全裸ブームが到来したとしても、街角や職場や学校で大らかに全裸を謳歌するおしゃれな人々を横目に、さすがに全裸では恥ずかしいと尻込みする人も少なくないにちがいない。

そんなシャイな人は、控えめに社会の窓を開けて、最小限に世間の風に己が身を晒すといいだろう。服装もカジュアルからフォーマルまで時と場を問わず、寒い日に無理をして風邪を引く心配もない。問題は圧倒的に露出度が少ないにもかかわらず、犯罪度が飛躍的に高まるような気がすることだ。肌色の量ではなく、開陳する部位が問題なのだろうか。

だとすれば、全裸になったうえで、問題の部分に靴下を履かせてみてはどうだろう。これならば解放感を味わいつつ、一定のプライバシーを保つことができ、公共空間にもふさわしいスタイルと言えるのではないか。靴下選びのセンスで差をつけちゃおう! おしゃれ!

……さて、風呂にでも入ってくるか。全裸で。

2009-04-20

バイキング(NOT冠二郎)

吉祥寺三浦屋地下のタイ料理店にてランチバイキング。チャーハンを中心に1セット、2種のカレーを中心にもう1セット、〆に焼きそば食って990円とは安い。どうせ食える量もたかが知れているのだが、お代わりの回数を重ねることによって満足感を上げる手法は、回転寿司やわんこそばに通じるものがある。あとサムラートのナンとライスのお代わりとかね。それにしても20数年(!)この界隈に暮らしながら、一向に消費上の生活範囲が広がらない。欲望も分相応で結構なことだ。

漫画喫茶で小林立『咲 - Saki -』(スクウェア・エニックス)の既刊を読もうと思ったら置いてないので、近藤るるる『しはるじぇねしす』(メディアファクトリー)1〜5巻を読む。神と悪魔の転生JC百合マゲドン漫画。最近こんなのばっかり読んでるなあ。

2009-04-18

今夜のアニメ(17日深夜)

バスカッシュ!

http://basquash.com/

「じゃ2人は何目当てで(アニメを)見てるんですか?」
「………ものすごく かいつまんで言うと……」
「テロップ?」
(山田穣『がらくたストリート』1巻)


……的な意味では要注目作品なのだが、ひとりの個性的なデザイナーが支配する世界観とか、いびつなデザインのロボバトルとかエキセントリックな人物配置とか、ちょっと『ガドガード』を思い出した——というのは不吉な連想なのかしら。とりあえず声優アニメとして観続けようか。ますみんかわいいよますみん(マジで)。ところで河森正治としてはNIKEのデザイン協力は容認するところなのか(アルジュナ的な意味で)。

2009-04-17

購入メモ

CD
OTIS REDDING/THE VERY BEST OF OTIS REDDING ('92)
ライノ編のベスト盤。1枚も持ってないのはどうだろうと思って。
JAMES GANG/FUNK #49 ('97)
70年代にジョー・ウォルシュやトミー・ボーリンが在籍したバンドのベスト盤。ブルーズとカントリーに根差す正統派のアメリカンロック。ファンキーで粘りのあるリフが快感。
KURTIS BLOW/THE BEST OF KURTIS BLOW ('94)
"FUNK ESSENTIALS"というシリーズの1枚。最初期のヒップホップ。トラックはサンプリングでも打ち込みでもなく生演奏!
JOSS STONE/INTRODUCING...JOSS STONE ('07)
プロデュースが元トニ・トニ・トニのラファエル・サディーク(この人好き)。ドラマーのクエストラヴが「サディークは70年代に録音されてもおかしくないような音にしてしまう」と批判的なニュアンスで語っていたけれど、70年代の完全再現に留まらない、充分に現代的な解釈のR&Bになっている、と思う。
※以上ブックオフにて各500円

漫画
大沖『はるみねーしょん』1巻(芳文社)
ブックオフにてYMO関連物件として(嘘)350円で購入。登場人物はほぼ3人の女子高生(うち1人は宇宙人)に、舞台もほぼ教室内に限られ、毎回どうでもいいズレた会話のみに終始する4コマギャグ漫画。「萌え記号化」と呼ぶには極端に簡略化された描線といい、最小限に留められた意味のずらし方(ボケ)と読者へのズレの提示(突っ込み)といい、この徹底したミニマリズムは、伊達に登場人物の名をYMOから採っていないぞと思わせる。『けいおん!』がP-MODELから名を採っているのに全く内容に関係ないのとは対照的。いや、『はるみ』だってほとんど関係ないんだけど(どっちだ)。

2009-04-15

購入メモ

CD
WAR/THE BEST OF WAR...AND MORE ('87)
THE HIGH LLAMAS/COLD AND BOUNCY ('98)
漫画
乙ひより『クローバー』(一迅社)

以上、吉祥寺ブックオフにて各500円。なぜかAmazonから百合漫画ばかり推薦される今日この頃。そんなに百合一色でもないのになー。

ブックスルーエでサンレコの細野歌謡箱特集、ユリイカ増刊の坂本龍一特集を立ち読みするも購入に至らず。定額給付金の使い途はやはり細野箱か(ようやく申請用紙が届いたことだし)。レアトラックスの類いはないのだが、自分でこれを編む労力を考えたら買ってもいいかという気にさせられる。

2009-04-13

今夜のアニメ(12日深夜)

夏のあらし!

http://www.starchild.co.jp/special/natsunoarashi/

ここまで原作に忠実だと、いかに新房監督の表現主義演出をもってしても、オリジナル部分であるCパートと次回予告のお遊びしか見所がないのが辛い。漫画喫茶で既刊全部読むんじゃなかった……。

咲 -Saki-

http://www.saki-anime.com/

原作未読の百合風味JK麻雀アニメ。観終えて記憶が巨乳ピンク一色に染められ。と書くと微妙に麻雀風味(……)。あと咲の無駄にエロい下半身描写と、釘宮声の偽さくら。さすがGONZO、注力箇所をわきまえているな! パンツじゃないどころかはいてない! 試聴継続。麻雀のことはよくわからないじょ。

2009-04-11

東のエデン

http://juiz.jp/blog/

唐突に「世界の中心に触れたくなって」ホワイトハウスの庭の池に、運試しよろしくコインを投げる(しかもその行為が不穏と見做されるなどまったく思わない)主人公の女子大生の思慮のなさに、まずびっくりする。おそらくそれが製作者の想定する、まさに「ノイタミナ」枠のメイン視聴者層であろう「リアルな若い女」の姿であり、その「等身大のリアル」をIG流の「リアルな政治劇」の渦中に放り込むために、羽海野チカによるキャラクターデザインが用意されたのだろう。
一方、記憶を奪われ全裸で出現した青年には、誰もが「ターミネーター」や「ジェイソン・ボーン」を連想するのだが、その突っ込みも織り込み済みとばかりに、登場人物自身によって元ネタが明かされる。ここには「スィーツ(笑)」と「すれっからしの観客」双方への悪意がある。そして、お前たちの誰もが当事者であることを免れないのだと示すように、東京にミサイルが落とされる。
こういうあざとさや、「お前たちに世界の真実を見せてやる」ふうの啓蒙臭が鼻に付かないでもないが、それでも「他者としての観客」を意識した悪意(あるいはみくびり)において、今期のアニメで最も挑発的な作品であることはまちがいない。

2009-04-10

けいおん!

http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/

唐突だが、かつての「ニューウェーヴ」にあった「物語性の否定=日常の価値の再発見」という側面を、いがらしみきお『ぼのぼの』を介して受け継いだのが「萌え4コマ」ではないか——というのが私の最近の仮説なのだが無理矢理か。いや、「ニューウェーヴ」→「ロリコンブーム」→「エロ同人/エロ漫画」→「萌え4コマ」というオタ文化の血脈を辿ると、あながち無理筋とも言えないのではないかと思うのだが。

で、私は京アニが選び取る「物語」というものにあまり興味がない。むしろ「非物語」を題材にしたときに(唯一かつ最大の)アドバンテージである「過剰な描写力」がものをいう。そんなわけで『けいおん!』という萌え4コマを京アニの技術力でアニメ化するということは、案外優れた「日常アニメ」を生み出す可能性のある好企画でないかと思うのだ。

ただし、萌え4コマの「空虚」に向かいあう姿勢において『らき☆すた』より後退した感は否めない。京アニの技術力をもってすれば「空虚な日常」の空虚さそのものを映像化できるのではないか、というのが、小ネタで客を釣りつつ山本寛が目論んだことに違いないのだ。『けいおん!』では吉田玲子という「プロの脚本家」を得て、原作の空しさを補完し、30分のエピソードを持たせられるだけの内実を与えてしまっている。

http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20090410/1239379848

いや、まっとうな作り手ならそうするに決まっているのだが。
とりあえず『けいおん!』は京アニ版『ひだまりスケッチ』ではなく、「最良の舛成孝二アニメ」に近いものになってくれることを期待しつつ観続けたい。
あと、誰かアホの子に「ギターはカスタネットとおんなじ!」とか教えてやってはくれまいか。バンドでグルーヴを作ることの楽しさを知るきっかけになるだろうし、何より「うん・たん!」が1度きりで終わってしまうのは惜しい。

2009-04-07

刺身にタンポポを載せる作業が一段落したので数日さかのぼって更新。
作業に没頭するうちにイベントやライヴや人工衛星が知らずに頭上を通り過ぎていた。

2009-04-04

チャイナタウン

武蔵境に「餃子の王将」ができたので、昼食に定番らしい餃子定食を注文。実は王将にはじめて入ったのだが、通常の2倍の量の餃子に悶絶した(味は値段相応)。
それにしても、もともと「ぎょうざの満洲」「日高屋」があるところに王将が加わると、200メートル足らずの商店街に安中華が3軒ひしめくことになる。なんというデフレ中華街。
加えてそこには松屋・Sガスト・大戸屋キッチン・SUBWAY・モスバーガーまで存在しているのだ。本当にこれでやっていけるのか。亜細亜大の学生が堆肥にするほど多いせいか。さくら水産もあるしな。
一方でイトーヨーカ堂が世界のすべてだった南口では、JRの高架化にともなう再開発で成城石井が出店したりと革命の時を迎えつつある。まさに逆南北問題の発生と言えよう。
武蔵境は我々をどこに連れていくのか。とりあえず王将より日高屋のほうがお手頃です。

2009-04-03

キラ☆キラ1週目を聞き終えて

TBS『ストリーム』の後継帯番組『小島慶子 キラ☆キラ』の最初の1週間が過ぎた。

前番組に比べると、サブカル/政治色は後退した、というより各曜日担当のパーソナリティ次第だが、AMトークラジオとしてより馴染みやすくなったという印象は総じて変わらない。企画枠や外ロケを撤廃してコストダウンを計る一方で、リスナーにお題を投げて番組に参加させることで敷居を下げるという意図は、まず成功しているのではないだろうか。そのリスナー投稿のレベルも妙に高く、いわゆるハガキ職人の新たな戦場になってもおかしくない。平日昼間に(……)。

さて、『ストリーム』のヘビーリスナーからは企画の貧困や内容の他愛なさに対する非難も多いのだろうが、もともと『ストリーム』がラジオ番組としては特異なのであって、テーマに沿って識者の解説コメントを一方的に拝聴するというのは、どちらかといえば活字メディアに接するスタンスに近い(ブロガー参加企画も、AMラジオ本来の双方向性を取り戻す試みなのだろう。成否はさておき)。そのリスナーもネットを含む活字メディアからスライドしたような、本来のAM聴取者とは違う層ではなかったか。だとすればその批判は「『どれみ』の達成を『プリキュア』が台なしにした」という類いの主張に似て、正論でもどこかお門違いに映らなくもない。

実際、小島慶子という希代のS女王委員長キャラを得て(どうもエロ話に鉱脈を見出した気配。善哉)、曜日を追うごとに快調さは増していったように思う。とりわけ宇多丸のトークが昼ラジオで2時間以上聞けるというのは快挙だ(どうでもいいけど、ノーナリーヴスとスクービードゥを混同していたことに気がついた。面白いなー西寺氏)。この番組もAM昼ラジオとして現状でも充分健闘しているといえる。とはいえ番組がもっとも躍動する瞬間が、前路線を継承した金曜日の小島・水道橋博士と町山智浩の絡み合いであることは否定しがたいのだが。

とりあえず結論としては
「月曜のビビる大木をえのきどいちろうとかいとうせいこうとかに替えたらいいんじゃね?」
いや、実はこの大木の人選が番組の要だったりするのかも知れないが……。

ところで「キラ☆キラってどっかで聞いたような……」と思ったらエロゲだった!

2009-04-02

購入メモ

以下ブックオフにて各250円。
NORAH JONES/COME AWAY WITH ME ('02)
V.A/THE SLIDE GUITAR - BOTTLES,KNIVES & STEEL ('90)
※戦前を中心にしたブルースのコンピ
橋本一子『ロマンティックな雨』(92年)
ブレッド&バター『奇跡のヴィーナス』(92年)※ベスト盤
V.A『チャイルディッシュ スープ 2000』(00年)
※ギューンカセットのサンプラー
テイ・トウワ『フューチャー・リスニング!』(94年)

2009-04-01

おまんが

エイプリルフールの小粋な冗談でお腹いっぱいだけど、のりお先生がおまんがを描いてくれたので今日はいい日だ。